このブログの主人公はさかなです。
急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。
その結果、関西の難関中学に合格。
そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。
こんにちは。
「さかな」の母です。
今、中学受験をする家庭が増えているといいます。
首都圏では4人に1人が中学受験に挑むとか。
当然、それぞれの家庭で中学受験をする動機は違いがあると思います。
我が家が中学受験をした理由は、医者になるためには中学受験をした方が有利だからです。
今回は、中学受験をした理由を詳しくお話ししていきます。
中学受験をやる理由 保護者アンケート調査結果
各家庭が中学受験をする理由は何なのか。
以下記載は、各家庭の保護者に対してアンケート調査が行われているので、参照してください。
2019年度中学受験に関するアンケートは、朝日小学生新聞や合格発表の会場で呼びかけを行い、Webサイト・アンケート用紙への記入により調査を実施。小学6年生の保護者593名から有効回答を得た。調査期間は2019年2月7日~2月20日。回答を得た対象児童の性別は、男子47%、女子53%。
中学受験をすることにした理由について選択肢から3つ選択してもらったところ、もっとも多かったのは「子ども自身が希望した」59.5%。ついで、「教育内容が地元の中学校より良い」48.6%、「高校受験をしなくてすむ」43.0%、「大学進学に有利」39.8%と続いた。選択式回答では「子ども自身の希望」の割合が高かったが、自由回答の意見を見ると保護者自身も地元の公立中学校に期待しておらず、より整った環境や子どもの未来が広がる可能性を重視して中学受験を決めているようすがうかがえた。
朝日新聞のアンケートによると
- 子どもが希望したから
- 教育内容が地元の中学よりいいから
- 高校受験をしなくてすむから
中学受験をする理由の上位3つは、このような結果になっています。
我が家が中学受験をした理由
では、我が家が中学受験をした理由は何か。
それは、医者になってほしいから。
さかなは、小学校に入る前に急性骨髄性白血病を発症してしまい、そこから長い間病気と闘うことになります。
白血病になる前は、中学受験を考えてはいませんでした。
元気に外を駆け回り、地元の中学行って、入れる高校、大学入って、どこかの会社に入って、人生の中で、もし、人より秀でたものがあれば伸ばしてあげればいいかなと思いながら暮らしていました。
しかし白血病を発症してからは、考え方が一変しました。
長期入院により、明らかに人より体が弱いというハンデを背負ってしまった我が子。
なんとなく過ごしていては、本人にとって、つらい人生になるのではないかと心配になったのです。
病院を退院して、競争社会で生きていく我が子が生き抜いていく術は何か、考えました。
その結論が、”医者になる”ということでした。
医者になるだけの学力があれば、周りからバカにされることはないだろう。
では、医者になるためにどうすれば良いのか。
その確率を上げるのは、医学部に多く進学している学校を目指すことでした。
医学部を多く排出している学校、それが中学受験が必要な中高一貫校だったのです。
完全に親のエゴです。
子どもに中学受験に挑むことを伝えた時
入院している、幼い我が子に、医者を目指そうと話をしました。
さかなが小学1年生の時です。
病気で入院していたので、医者を接する機会が多かったさかな。
そのさかなに、「病気を治せるお医者さんはすごい」「給料多い」「病気を治してもらっているのだから、治ったら、医者になることは運命であり宿命だ」とか言いながら、医者を目指すことを伝え続け、それは、半分洗脳のような感じだったと思います。
そして、そのためには、中学受験をした方が医学部に進学する確率が高いから、中学受験をしよう、そして賢い中学校に行こうと話をしました。
さかなは、「分かった」と返事をしましたが、中学受験がどれだけ大変なことなのか、この時点では、私も含めてまったく分かっていませんでした。
医者を目指すということに関して、さかなの主治医の先生がとても優しかったこともあり、抵抗はなかったように見えました。
医者を目指すと言っても、我が家は、普通の家庭。
私立の医学部に行かしてあげるだけの、お金余裕がありません。
そのため、医者を目指すなら、国公立の医学部に行かせる必要にがあります。
国公立の医学部に進学する学校は、中高一貫の私立中学が、高い合格実績を誇っていたので、そこを目指すことにし、中学受験をすることにしました。
まとめ
私たちが中学受験をした理由は、医学部に進学できるだけの学力を、中学で培ってほしかったからです。
要は、医者になってほしいために中学受験をしました。
中学受験に合格することが目標ではなく、医者になって自分と同じ病気の子どもを救うことが目標です。
子どもに押し付ける必要はありませんが、今はさかなに医者を目指して欲しいと伝えています。
当然、途中で、違う大きな目標ができてそちらの方向に進むかもしれませんが。
目標なく勉強だけをすることはとても大変なことです。目標が定まらないうちは、親が目標を提示してあげることも大事なんではないでしょうか。
さかなが本当に叶えたい夢が見つかったら、それを全力で応援しようと思っています。
今、さかなが通っている学校は、多くないまでも、毎年、医学部への進学実績もある学校です。
中学に入学したばかりですが、私は6年後の大学医学部受験を見据えています。
子どもに勉強を教えられるほど、賢くはありませんが、お弁当を作る、精神的に支える、丸付けなどの勉強の手伝いをするなどサポートしていける部分はサポートしていければと思っています。
我が子には、自分と同じ病気で苦しんでいる人を一人でも多く助けてもらいたいと思います。
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