中学受験リアルストーリー

【第24話】第二希望校の変更

吾郎は、夏休みが終わるころまで偏差値56の最難関を第2希望としていた。それは、最難関中学の一角でありながら、現在の吾郎の実力からすれば、合格が十分狙える偏差値帯だったからだ。浜学園も吾郎の実力でいえば十分、この中学校の合格は狙えるだろうと思っていただろう。だから、なんとなく、ずっと同校のプレ入試や、入試特訓を受講してきた。しかし、ここである日、ふと、”本当にこの学校を受験する方向で突き進んでいいのだろうか”と疑問が湧いたのだ。夫婦で「R校っていい学校だけど、通学しづらいない?」という思いをなんとなく抱いていて、通学が遠いからできれば通学させたくはないと夫婦ともども思っていた。
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【第23話】中学受験 3科から4科?

吾郎が切望する第一志望校は、3科(国語・算数・理科)でも4科(国語・算数・理科・社会)でも受験することができる。吾郎は、新4年生から浜学園に通っているが、最初の2か月ほど社会を受講していた。しかし、「社会がつまらない、3科の方がいい」と言いだしたので社会を断念。この時の吾郎は友達と毎日のように遊んでおり、社会を始めると友達と遊べないと思ったことが大きな要因と一つと今でも思っているが、私としてもそれでいいと思いっており、先のことを考えず、社会を辞めた。夏休みも中盤が過ぎ、受験まで残り半年を切ったころ、ある思いがふつふつと湧いてきた。社会をやるべきだった。吾郎の第一希望とする学校を合格するには、まだまだ偏差値が足りない。それに加えて夏ころから、成績を落としていた。なんとかならないかとボーっと考えている時、ふと小学校の社会の100点のテストが目に入ってきた。
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【第22話】浜学園 7冠特訓に挑戦

7月下旬。浜学園恒例の7冠特訓に挑みに行った。7月下旬。浜学園恒例の7冠特訓に挑みに行った。7冠特訓とは、関西の最難関中学として挙げられる「灘中学」「東大寺学園中学」「洛南中学」「西大和学園中学」「甲陽学院中学」「大阪星光学院中学」「洛星中学」の7校に関して、各校の配点基準に合わせ、どの学校が合格できるかを判定する、模試である。この中に吾郎が目指す学校がある。夏期講習で忙しい中7冠特訓へ挑む。
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【第21話】先生に聞く勇気

夏休み初日からスタートした夏期講習。夏休み前に、分刻みの予定を組む。浜学園にも自身がやるべき勉強予定表を提出。その中に当然遊びはない。午前10時ころから浜学園に入り自習。お昼を挟み午後4時ころまで授業。の後、通常授業が始まる(午後5時の時もあれば午後7時のときもある)まで自習し、夜、通常授業を受ける。週末には、特訓やテストを受けに遠出をし、勉強。このようなことが毎日、毎週繰り返された。夏休みの時間を無駄にしないよう、親としても日々進捗状況を確認する。そして翌日すべき勉強も用意しておく。
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浜学園 6年生 12月1月の成績

こんにちは。僕の名前は「さかな」です。僕は、白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。今は高校生です。弟は浜学園に通いながら2025年の中学受験を受けました。そんな弟の成績を追っていった成績。本日は12月1月分の成績を紹介します。と、いうの...
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【第20話】浜学園 夏期講習と日曜志望校別特訓(Mコースの資格取得に向けて)

夏休みが始まる前のある日。塾から帰ってきた吾郎のリュックの中から、一枚のプリントが出てきた。それは、夏期講習の案内だった。吾郎が目指すのは、最難関中学。そのためには、夏期講習でも上位クラスにいなければならないと考えていた。浜学園の夏期講習には「Mコース」という、最難関中学を狙うための講座がある。最難関校を目指す吾郎にとって、この講座の受講は必要不可欠だった。この講座を受講するには、偏差値56が必要。6月・7月の公開学力テスト、または6月の合否判定テストの結果で基準を満たさなければならない。親としても、吾郎が目指す中学に合格するためにはMコースが必須だと考えていた。<br>しかし、吾郎の心の奥底には、少し違う思いがあったようだ。吾郎は6年生になってからVクラスに在籍している。<br>クラスの大半の生徒は、当然のようにMコースを受講するだろう。
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【第19話】数々のドラマを生んだ最難関レベル特訓(1時間かけての通塾)

吾郎は、浜学園の新6年生に上がった時から最難関レベル特訓の受講資格を得ていた。ただ吾郎の通っていた浜学園の教室では、最難関レベル特訓が開校受講できず、 約1時間かかる教室まで、自力で行かなくてはならない。吾郎は、最高レベル特訓を受けるほどの偏差値を取得できていなかったため、最難関レベル特訓に行くしかなかったのだ。 最難関レベル特訓は、週1日授業がある。最難関レベル特訓がある日は、電車とバスを乗り継いで、最難関レベル 特訓の開講されている教室まで、一人で通っていた。帰りは、車で迎えに行っていたが、帰りの車内で授業の様子を聞くと、最初の授業では「友達ができなかった」と話す。一人で教室に孤立した状態で吾郎を想像すると、親として心苦しくなる。
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浜学園 6年生 10月11月の成績

僕の名前は「さかな」です。僕は、白血病と闘いながら、中学受験に挑み、今は中学生です。この4月から高校生になります。弟は浜学園に通いながら2025年の中学受験を受けました。そんな弟の成績を追っていった成績。本日は10月11月分です。
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浜学園 6年生 8月9月 成績

僕の名前は「さかな」です。僕は、白血病と闘いながら、中学受験に挑み、今は中学生です。この4月から高校生になります。弟は浜学園に通いながら2025年の中学受験を受けました。そんな弟の成績を追っていく成績発表企画。本日は8月9月分です。
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【第18話】中学受験 小学校を休むという選択肢

吾郎は、新6年生(5年生の2月)になって初めて浜学園のVクラスに上がった。授業や宿題も多く、知識が定着してしまう前にどんどん次の単元に行ってしまう。中学受験に挑む家庭において「学校を休んで塾の勉強をしてほしい」と内心思う親も多いであろう。願わくば学級閉鎖だ。6年生は始まったばかり。