
【第33話】いよいよ迎えた受験本番(初日)
1月中旬。いよいよこの日を迎えた。受験日の朝、私と夫は自然に目を覚ました。いよいよこの日が来たと、朝からお互い落ち着かない。午前中に最難関校を受け、終われば車内で昼食を食べながら移動。午後からの安全校に挑むというハードなスケジュール。多くの受験する小学6年生がやっていることだが、すごいことだと思い、胸の中がじんわりと熱くなった。初日で合格を得ておきたいと夫婦で話していた。合否判定模試では、合格と不合格が五分五分。初日に何としても合格を勝ち取れば、勢いに乗っていけると思っていた。