このブログの主人公はさかなです。
急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。
その結果、関西の難関中学に合格。
そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。
こんにちは。
「さかな」の母です。
先日、中学受験を終えたさかなですが、さかなはとにかく国語が苦手でした。
小学6年生時の浜学園での国語の偏差値は、30台が当たりまえ。
がんばってない訳ではないのに、成績が全く上がらない状態でした。
さかなが国語の点数が上がらない原因は
- 時間が足りず、最後まで問題を解けない
- 誤字脱字が多い
- 漢字の出来が悪い
- 問題で聞かれていることが理解できていない
でした。
あまりに上がらないので、国語の成績を上げてもらうために、個別指導のハマックスにも行きました。
そこで、先生に言われたのが、さかなの場合「長文に書かれていることは理解しています。問題を解く力が弱い」とのことでした。
国語の試験で時間がなくなったり、記号問題で誤った選択肢を選んでしまうのは、問題を解く力が弱いから。
そんなさかなが、塾や個別指導で教わったことを含め、家庭でした長文読解対策、そして実証効果に関して説明します。
長文読解の印の付け方
長文読解の解き方の本を読み漁ると、よく、接続詞などに印を付けるやり方を推奨している本をよく目にします。
さかなも個別指導のハマックスで、接続詞には印を付けることを学んでいました。
これがなかなか習慣化しません。
そもそもなぜ、印を付けるのか。
それは、「答えを探すときのキーとなる言葉だから」ですが、そのことを、さかなも頭では理解していました。
ただ、いざ問題を解き始めると、時間に追われ、焦り、印を付けるというアドバイスが、頭から吹っ飛んでしまうようです。
特に本文の後半になるにつれて、印はだんだんと無くなっていきました。
我が家では、接続詞に印を付けることを習慣化させるために、親が問題を解き始める前に「接続詞には印を付けるんだよ」と言っていました。
しかし、印を付けることが目的となってしまうことになっていたことも。。。。(印をしないと親が怒るから)
そんな状態で、なかなか、国語の成績は上がりませんでした。
しかし、6年生の入試2月前くらいから、印を付けたところを手掛かりとして答えを導き出すようになってきたと、本人(さかな)が言っていました。
個別指導のハマックスに通い始めてから、約1年。
この印の意味を理解するのに長い道のりだったように思います。
・「だから」後に結論。
・しかしの後に反対意見
・なぜならの後に理由
このように、聞かれている問題によって、接続詞をヒントに答えを導き出せるということが分かるにつつれ、答えを導き出すスピードも速くなりました。
答えを導き出すために、接続詞に印を付け、それが、答えを導き出すヒントになることを実感したようです。
時間配分の練習
国語の試験時間が足りない。。。。。
この悩みは非常に多いのではないでしょうか。
人によっては、いきなり問題文から入るという方も多いようですが、このような方法を、勧めしている塾の先生は、ほぼいませんでした。
そのため、まずは、やはり本文から入るべきと思います。
しかし、本文を読むことに時間がかかり、時間が足りなくなります。
そこで、我が家では、本文を読む時間の目安を示しながら、実際に問題を解くという練習をしていました。
公開テストなどの文章量では、一題の本文を概ね5分で通読時間する練習をしていました。
ただ、結局は、本文の内容を通読である程度、理解できるないようかどうかによります。
なかなか、時間配分を考えても、結局、精読で時間が掛かってしまっていた。
通読→問題→精読
という国語の問題を解くスタイルは、確立できたかなと思います。
答えの見つけ方
さかなの弱い部分は、抜き出しの答えを見つけることや、記述の文を書くことに多大な時間を費やすとでした。
試験時間が時間がなくなり、後半は、焦りすぎて、問題をよく読まずに解いたり、時間切れで解けなかった問題も多くありました。
答えをどれだけ早く導き出せるかによって、点数も大きく変わってきます。
さかなも、本文を読む時間より、答えを書くまでの時間にかなり時間を費やしていました。
では、具体的にどのように対策したか、紹介します。
抜き出し問題
抜き出し問題は、一番時間が掛かる問題と言えます。
だいたいの問題が字数制限があり、自分が思った答えが字数にあてはまらないと、なかなか答えを見つけられずに時間を消費してしまうことが多くありました。
自分が思った答えから字数が合わなかった場合、その分の全部の語を追加して読んでみたり、後ろの語を付け足して、字数が合わないかなど、いろいろ試しているうちに時間がなくなっていきます。
抜き出し問題は、まず、問題として提起されている本文の傍線部付近から答えを探します。
さかなもそうでしたし、その時に、さかなが、「ここだと思う」という箇所は、概ね、答えの意味は合っていました。
ただ、その文では字数が合わない。
答えは、その部分を言い換えている文が答えとなっていることが多かったのです。
言い換えの言葉を探さなければいけないという考えになってからは、抜き出し方法をたくさん試して、時間を費やすということが少なくなりました。
傍線より遠く離れた部分に答えがあった場合などは、答えを見つけることができないことも多くありましたが、そこは、割り切ることができるようになったと思います。
選択肢問題
中学受験の国語の選択肢問題は、選択肢の文が非常に長いです。
その文を一文ずつに切り分け、その一文ごとに、本文の内容に合うかどうか考えます。
最初の一文の時点で本文の内容に合わない内容だと、その時点で、選択肢から外す。
後の文は読まなくていいという解き方をしていました。
こうすると、時間の節約にもなります。
記述問題
記述は、書き始めるまでが時間がかかっていました。
なかなか、書き始めず、頭の中で文を考えて書こうとしているので、とにかく書き始めようと伝えました。
文がめちゃくちゃでもいいから、書き始めることにしたのです。
そうすると、”字数制限からオーバーしてしまう” “全然字数が足りない” ということもありましたが、書いているうちに頭が整理されてきて、徐々に文が整っていきました。
日本語がおかしくても、まずは、書いてみる!
まとめ
さかなは、長文読解で、いつも時間が足りないと言っていました。
塾の先生からは、長文読解の解き方はすべて同じですと言われました。
本を読んでいても、長文読解を解くパターンは、同じと書かれています。
(私は、感覚で解いています)
我が家は、なんとか長文の点数をあげようと、長文対策ばかりしていましたが、成績がなかなか上がりあませんでした。
それは、本文に使ってある言葉が難しく、そのために時間がかかるからです。
結局は、語彙力を徹底的に覚えることによって、国語成績が上がりました。
長文を解くコツも重要ですが、漢字や語彙力を上げることが、国語の成績を上げる、一番の近道だと思います。
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