算数 偏差値40台に必要な知識 計算編

勉強方法

僕は、長期入院を経験しながらも、関西の難関中学に合格しました。

小学3年生から塾に通っていて、小学3年生時は一年通して算数・国語・理科の偏差値が45にも満たない成績でした。

小学4年生から5年生にかけて、病気のため長期入院することになりました。

小学5年生の春過ぎころに退院し、そこから週1回だけ通塾を開始。

その結果、小学6年生、浜学園で受けた最後の公開テストでは、偏差値53でした。(算数は60・国語49)

ただ、退院してから受けた公開学力テストの結果は、偏差値40台というもので、かなり低かったです。

退院してから中学入試までの間に、なぜ算数がこんなに上がったのか、というと、算数に必要な知識を増やしたからです。

僕は、退院してから個別塾にも行っていたのですが、この時に教えてもらったのが、算数には覚えるべき数があること、解法を覚えることでした。

算数に必要な知識とは、素数や平方数、立方数という基本的な数の他、覚えておくべき計算式、覚えておくべき図形の決まり、特殊算の解法どなどがあります。

偏差値40台から上げていこうとするならば、知識を上げることが大切です。

では、具体的にどのような計算式を覚えなければいけないのかを紹介します。

ちょうどの数を作る

まずは、基本です。

必ず覚えなければいけない数は、掛け算では

  • 5×2=10
  • 25×4=100
  • 125×8=1000

割り算では

  • 10÷2=5
  • 100÷4=25
  • 1000÷8=125

を覚えておきましょう。

入試では、この数にからめた計算問題が多く出題されます。

この数を一回一回筆算していたのでは、時間が多くかかってしまいますので、必ず覚えましょう。

合わせて

37×3=111

も、よく問題にからめて出題されます。

分数から小数(小数から分数)の変換

以下の数を必ず覚えましょう。

  • 1/2=0.5
  • 3/2=1.5
  • 5/2=2.5
  • 1/4=0.25
  • 3/4=0.75
  • 5/4=1.25
  • 7/4=1.75
  • 9/4=2.25
  • 1/8=0.125
  • 3/8=0.375
  • 5/8=0.625
  • 7/8=0.873
  • 9/8=1.125

これらの式は瞬時に導き出せるようにしましょう。

逆算

□×5=30

□に入る数は分かりますよね。

答えは6です。

これが複雑な問題になってくると頭を悩ませることが多くあります。

例えば

(□+24)÷3+20=32(大阪学芸中学の過去問から引用)

のように、問題が複雑になると手が止まってしまうことがあります。

こういった問題でもすぐに、どこから計算を始めればよいのか瞬時に判断ができるように訓練しておきましょう。

逆算は慣れの部分もあるので、問題を多く解き、慣れていきましょう。

ちなみに答えは12です。

平方数

平方数は、同じ数を2回かけてできる数のことを言います。

覚えておくべき平方数は10×10までは覚えておきましょう。

また合わせて

121=11 × 11

225=25 × 25

10000=100 × 100

も覚えましょう。

入試でよく、活用しながら問われるイメージがあります。

三角数

三角数とは1から順番に足していく数のことを言います。

正三角形の形を点に並べた時に、点の個数として表した数です。

1+2=3

1+2+3=6

と順番に足していきます。

1,3,6,10,15,21,28,36,45,55,66,78,91

100までの三角数を覚えるとよいでしょう。

三角数は、規則性の問題の時によく聞かれます。

数えながらでもできますが、解くスピードが大きく違ってくるので、できるだけ覚えましょう。

規則性の計算

覚えるべき規則性の数がいくつかあります。

分数から小数に変えたり、逆に分数を小数にかえることで計算がぐっと楽になる方法で、これは覚えておきましょう。

4×25=100     8×125=1000    37×3=111

0.25=1/4     0.75=3/4     

0.125=1/8    0.375=3/8     0.625=5/8

0.875=7/8       

この決まりを覚えておくだけで、計算力が一気に上がり、計算間違いが少なくなります。

図形

図形は、図を書く練習をしましょう。

立体図形などは最初のうち、なかなかうまく書けません。

図形はイメージが大事です。

紙の上に実際に図形を書くことにより、イメージが膨らむのですが、その図がうまく書けないとイメージできず、問題が解きにくいです。

そのため、早めに図を書く練習をしておくことをお勧めします。

また、円図形の問題では3.14の円周率を使った問題がよく聞かれます。

3.14の計算問題は、よく計算間違いが起こるので、よく使う計算は覚えてしまいましょう。

  • 3.14×2=6.28
  • 3.14×3=9.42
  • 3.14×4=12.56
  • 3.14×5=15.7
  • 3.14×6=18.84
  • 3.14×7=21.98
  • 3.14×8=25.12
  • 3.14×9=28.26

ここまでは、必ず覚えましょう。

覚えてしまうことによって、図形の計算スピードもですが、計算ミスを格段に減らせることができます。

まとめ

算数は、覚えることとは無縁な教科と思われがちですが、僕は、そうは思いません。

算数も覚えるものは、覚えていた方が点数が取れます。

僕は、語呂合わせで覚えました。

例えば、素数は「にーさんごー、いなさくさくいいな、いさなさくいいな、いさくさくな」といった具合です。

円周率も語呂合わせで覚えました。

人それぞれ、覚えやすい言葉に落とすと覚えやすいいです。

これまで紹介した内容は、高学年になる前に覚えてしまうのが理想です。

素数、平方数、立方数、三角数、分数から小数、小数から分数への変換、図形の3.14の計算など覚えておいて損はありません。

これらは家庭で勉強できる内容です。

僕は、家のトイレに一覧表が貼ってありました。

このように、普段の生活の中に覚えるべきものを書いて、貼っておくと、意識して、思い出すことができるので、覚えることが早くなるかもしれません。

合わせて読みたい
浜学園でHクラスからSクラスへ上がるためには
このブログの主人公はさかなです。急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。2度の骨髄移植を乗り越え、関西の難関中学に合格。そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。こんにちは!僕の名前は「さかな」です。僕は、小学3年生から小学4年生の10月に病気が発覚して入院するまで、浜学園に通っていました。その入院の直前の10月にHクラスからSクラスにアップしました。今現在、弟も浜学園に行っている小学4年生ですが、同じように10月から、Sクラスに上がりました。僕の場合と、弟の場合とを見ていて、浜学園でクラスアップするためには、毎週の復習テストで、良い点数を取ること(目標はベスト3以内に入ること)でクラスアップができると思います。公開学力テストの結果も大切だとは思いますが、僕も弟も、公開学力テストの結果はあまり良くありません。せいぜい、3教科で偏差値40後半から偏差値50を越えるかどうかくらいの点数です。
中学受験に向けて 低学年 おすすめ教材【算数】
中学受験が過熱する昨今、低学年のうちから、対策をする家庭は増えています。しかし、中学受験をしたことがない家庭にとっては、どのような勉強をして、どんな能力を伸ばせたいいのか分かりません。私もそうでした。そんな親がやりがちな過ちが、とにかく、難問を子どもに解かせること。実際に私も、子どもであるさかなが、低学年の時にトップレベルだの、難問集だの、問題集を買って、さかなに解かせていましたが、学力が伸びたという実感はありませんでした。中学受験を終えたからこそ、思うことは、低学年のうちに、計算力、思考力を鍛えることが大事だということです。計算力や、思考力がある子は、小学校高学年になってからの学力の伸びが違います。そこで、低学年のうちにやっておきたいのが、四則混合の100マス計算によって計算力と計算スピードを上げ、きらめき算数脳によって、思考力や想像力を鍛えることです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました