白血病退院後の体力向上計画

退院後の生活

このブログの主人公は「さかな」です。

さかなは、急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。

その結果、関西の難関中学に合格しました。

そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。

さかなの母です。

長期入院を経て退院し、外に出ると、一番心配なのは体力です。

さかなも入院期間中は、子どもでありながら体重が減り、筋肉がやせ細るという状態になりました。

外での生活を充実したものにするためには、できるだけ早く、体力を戻すことは必要です。

ただ、だからといって、日焼けがダメだったり、ほこりが立つような競技はだめったりと、かなりの制限があります。

これから自宅でやっていたトレーニングを紹介しますが、特におすすめしたいのがチャンバラです。

チャンバラは、おそらくずっとやっていられるのではないかというぐらい、汗だくで楽しんでいました。

本日は、チャンバラの他、退院後、体力がない状態のさかなが自宅でどのように体力を向上させていたのか紹介します。

(体力を上げるためには、我が家では父親が必要でした。)

治療後の退院後の状況

さかなは、治療によって体力がとても下がりました。

入院中、外出許可が出た時、さかなと外を歩きに行きましたが、病院を出て5分くらいして「しんどい」と言い始め、すぐに病院に戻って休まないといけないくらい、体力がなくなっていました。

退院してすぐの頃は、学校の登下校に支障がないくらいの体力はありましたが、ランニングなどの運動は、まだまだ訓練が必要な状況でした。

筋力も弱り、体もやせ細っていました。

小学4年生の秋に入院したのですが、その時の体重は約30キロでした。

しかし、退院時(小学5年生のゴールデンウィーク明け頃)の体重は26キロ。

小学生で、成長段階にも関わらず、体重が4キロも減っていました。

退院後の体力向上プロジェクト

さかなの体力を向上させることは、学校に行くためにも必須でした。

しかしながら、日焼けはダメです。

このような状況で、自宅でいかに体力を付けていくか考えました。

我が家は2階一戸建ての家だったので、この家を活用しました。

自宅階段の昇降運動

我が家には14段の階段があります。

これを走って登ったり下りたりしていました。

だいたい10往復。

これを繰り返しているうちにだんだんと体力が付き、半年くらい経ったころには足と腕に重りを付けて上り下りをすることも可能になりました。

腕立て伏せ(膝を床につける)

腕立て伏せは、退院後、一回もできませんでした。

そこで、膝を床に付けてから、腕立てをするようしました。

すると、10回くらいはできたと思います。

これをくり返しながらやっていると、徐々に膝を床につけなくてもできるようになっていきました。

腹筋

通常の、足を持ってもらって上半身を起こす腹筋は、いきなりは無理でした。

そこで、服を持って腹筋をしたり、寝ながら足だけ上げる腹筋をやっていました。

私もダイエットとして、たまに加わって一緒にやっていました。

チャンバラ

鬼滅の刃が流行っていたこともあり、チャンバラを父親、そして弟とやっていました。

案外体力を使うようで、父親とチャンバラをやった後は汗だくになっていました。

ただ、少し、痛いときもあるようで、多少、ケガをしないか心配な部分があります。

特に弟とチャンバラをやる時には、力加減が分かっていないため、次第にお互いがムキになり、ヒートアップすることも。

ケンカの原因にもなり、私のイライラが募ることもしばしばありました。

ただ、本人は非常に楽しみながらやっていて、ストレス発散にもなるようでした。

自宅内おいかけっこ

遊びながら体力をつけることができるものと言えば鬼ごっこ。

子どもは追いかけることを、喜びます。

ただ、日焼けを注意しなくてはいけないため、室内で鬼ごっこ。

マンションの方は無理だと思いますが、我が家は一戸建てなので、父親が子どもと一緒に心おきなく追いかけっこしました。

ただ、室内はとりあえず狭い。

家事を終えてゆっくりしようとしても、その横をどたどたと走られると騒がしいですし、落ち着きません。

また、靴下をはいていると、床で足を滑らせて、コケることもしばしば。

机や椅子なども置いてあるので、それにぶつかり、たまに青タンを作っていました。

相撲

相撲は、体力も筋力も使いおすすの体力向上手段です。

室内の狭いスペースでできるので、日焼けの心配もなく、また、追いかけっこのように周りをドタバタと走り回られることもないので、私としても、落ち着いて部屋にいれます。

まとめ

さかなは、退院直後は、本当に体力がありませんでした。

歩くこともしんどそうで、学校の登下校でさえ心配したほどです。

学校では、日焼けの心配もあり、体育の授業を受けさせていませんでしたし、休憩時間も、陽射しの強い日は外で遊ばないようにと本人に言っていました。

また、入院中には体重がかなり減りました。

今では、平均より多少低いくらい、まで戻ってきましたが、それでも半年くらいはかかりました。

子どもの体力を付けるには基本は遊びが一番です。

家にルームランナーやエアロバイクがあるわけではないため、我が家は、家の階段などの設備を利用して体力を付けていました。

移植から2年以上が経過し、体力も戻ってきたと実感します。

先日は、自転車で父親と20キロ走っていました。

色々なことに挑戦したいと言っています。

やはり体力が戻ってくると、いろいろやりたいことが出てくようです。

なお、余談ですが、さかなには弟がいます。

遊ぶ時はもれなく弟が付いてくるのですが、弟は、いつも泣いていました。

泣きながら「もう一生一緒に遊ばへん」と言いながら、私の方にちょこんと座っているのですが、しばらく経つと、また体力向上計画という名の遊びに加わっていきます。

「もう一生一緒に遊ばない」と言ったはずでは。。。。。と言いたくなるような

そんな弟と遊ぶことも、さかなにとっては楽しいようです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました