関西の中学受験塾は2月から新学年だ。
浜学園も当然そう。
吾郎の成績を確認しようと、マイページを開くと、「新年度の受講講座登録 早割キャンペーンの募集」の案内が目に入った。
復習のWEB講義が無料で見ることができる特典がついている。
中学受験を撤退する気もないし、転塾も考えていない。
だから早割キャンペーンに申し込んだ方が絶対にいい。
ということで、申込むが、ふと思う。
“泣いても笑ってもあと一年とちょっとか。”
今年度受験する子たちは、今頃、どんな心境なのだろうか。
そんなことを考えながら、スマホの申込ボタンをポチっと押して契約完了。
ここからどれくらいのお金が飛んでいくのだろうかと、不安にも思う。
吾郎が小学4年生から始めた塾であるが、これまでにも結構な額をつぎ込んだ。
夏休み中は、ハマックスにも行って、浜学園と併用していた。
6年生になって、いろいろな講座が増えるのだろうか、はたまた、また個別指導をお願いしているのだろうか。
“6年生はもっと出費がかさむのだろうな”と。。。
しかし一生に一度しか受けられない中学受験。
ここまで来て、お金をケチったりして後悔はしたくない。
この思いが財布のひもを緩ませるのだ。
赤本購入
ある日、吾郎の第一志望校の過去問を買った。
中身を見るが、私自身解ける気がしない。
我が子がこんな難しい問題を解けるのか?と不安になる。
過去問をパラパラっと見るだけで、問題を読む気すらうせる。
少しでも入試に有利な情報が載っていればと思い、購入した過去問。
入試の前に吾郎が解くかもしれないと思い購入した過去問。
吾郎のモチベーションが上がるのではないかと購入した過去問。
いろいろな考えや思惑が詰まった過去問だ。
思い返せば吾郎の兄の中学受験の時にも購入した。
兄の時には、小学4年生の時に決めた第一志望校の学校の赤本を買ったが、結局、偏差値が届かず、小学6年生の春ごろ、偏差値に見合った学校の過去問を購入した。
吾郎の場合はどうなるのか。
”今回購入した、過去問の学校名が変わらず目指せますように”と思いながら、赤本を一人眺めた。
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