【第2話】出鼻をくじかれる

中学受験リアルストーリー

体調不良

10月の公開学力テストの結果を見て、気持ちを新たに勉強をスタートさせようとしたその矢先、悲劇が起こった。

公開学力テストの結果を見た翌日、吾郎の体調がすぐれない。

朝から、頭痛を訴える。

「頭が痛い、頭が痛い」

とりあえず、学校に行き、午後4時ころ帰宅。

さて、これから勉強を始めようとした意気込んでいたものの「しんどい、頭が痛い」と体調不良を訴える。

一番に”勉強が遅れてしまう”という焦りが。

神様に「子どもの体調より、勉強が大切なのか」と怒られるのではないかと思い、その焦りを必死に抑えながら、とにかく子どもの体調を心配する。

結局、その日は浜学園の勉強を一切せず、翌日に体調が良くなっていることを祈りながら眠った。

症状が悪化

翌日の朝、吾郎の熱は下がっていたものの、まだ頭痛を訴える。

熱が下がってよかったと思った。

大事をとって学校は休ませることにした。

一応、医療機関を受診した。

我が家は、一家一台しか車がなく、日中は、旦那が仕事で車を使うため、歩いて医療機関へ向かった。

医療機関に到着すると、感染症の疑いがあるため、外で待つことに。

医者の受診を待っている間にも、「勉強しよ」と言いたいところではあるが、体調不良の子どもに向かってなかなかそれは言い出せない。

たあいもない会話をしながら、外で順番を待つ。

ようやく吾郎の受診の番が来たため、診察室に入り医者に症状を伝えた。

インフルエンザの検査を受けることに。

そして結果が出るまで、また、待機。

長い。

吾郎の熱は37度台。

今だったら勉強できるのではないかという思いが強く働く。

早く終わらせて、家に帰り勉強を進めたい。

しばらくして、結果を聞かされた。

結果は「陰性」。

今日の夜、塾、行けるかも!そんな考えが真っ先に浮かんだ。

”学校を体調不良で休んでいるのに、塾に行っていいのか”自問自答しながらも、”塾に行くことで吾郎の学力が上がる””目標とする中学に行くためには仕方がない!”と自分の意見を無理やり正当化しながら、なんとか塾に行ってもらおうと考えていた。

が、しかし、やはりそんなに甘くなかった。

医療機関から帰宅し、少し横になった後、夕方から徐々に熱が上がり始める。

勉強ができる状態ではない。

これでは無理だ。

塾に電話をし、休むことを伝えた。

今回の単元は、理科のばねばかりの単元であったが、ここが公開学力テストで出題されたら、どうしようと不安になる。

夜になり吾郎の体温は、38度5分付近まで上がる。

病院から処方された解熱剤を使うと、37度5分辺りまでは下がる。

この時、吾郎が計算テキストを始めた。

少し驚いた。

吾郎は、今どのような気持ちなのだろうか。

“計算テキストでもやっとけば親が喜ぶだろ”

”宿題を残すと後がしんどくなるしな”

”少しでも学力を上げないといけないしやらなきゃ”

吾郎の今の気持ちは、どんなんだろうと想像をしながら、事実を確かめる恐怖心から、吾郎に今の気持ちを聞くことはなく、親として、少しでも勉強をしようとする姿勢にうれしく思う。

結局ここから3日間、熱は下がらず、計算テキストだけしかできない状態であった。

塾の勉強が遅れていく恐怖心が常につきまとった。

そして、3日後の月曜日、熱は下がり、ここから再スタートを切ることに。

焦りの気持ち

10月の公開学力テストの結果を受けて、次こそはと、スタートした翌日、さっそくスタートでつまずいてしまった。

気持ちが焦ってしまうも、なんだか焦ってしまう気持ちを持つ自分に、「何故、すべての気持ちが子どもを心配する気持ちにならないんだ」と言ってくるもう一人の自分がいる。

だが、心のどこかで、勉強に遅れてしまうという焦りが消えない。

吾郎も同じ気持ちなのかどうなのか、分からないまま。

とりあえず、病気によって出鼻をくじかれた

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