【第5話】母親の狂気と危機

中学受験リアルストーリー

吾郎の公開学力テストの結果が過去最低を記録し、リ・スタートを決意した矢先に3日もの間発熱。

これにより勉強もできず、浜学園も休まざるをえなかった。

しかし学級閉鎖のおかげで塾の進捗度にも遅れはない。

吾郎の学校スタート。

さー!ここからいつも通りの生活がまた始まる!・・・・・・はずであった。

体調の異変

朝6時、学級閉鎖明けで吾郎の学校が、本日からスタートということで、私はいつもどおり起きる。

が、いつもと違う自分自身の体調の変化を感じる。

熱は37.3度。のども痛い。

まさか。。。。。。。。。。。。

”吾郎の看病疲れかな、時間が経てば体調は良くなるだろう”と期待した。

しかし、事には期待通りにはならない。

昼を越え夕方になるにつれしんどさが増す。

これは、完全に体調を崩している。

こんな時は、体調を崩した原因を考えてしまう。

おおよその予想はつく。

吾郎から移った

と思ったところで、体調は改善しない。

そうこうしているうちに、体操服の袋をぶん回しながら、吾郎が「ただいまー」と言い学校から帰宅。

”吾郎が元気そうでよかった。”

この日は、夫がいたことから、吾郎の世話を任せることにし、布団の中へ。

夕方、体温を計ると38度後半。

これは無理だと思い、近くの町医者に電話し、診察の予約をした。

インフルエンザ罹患

自分で車を運転し、近くの町医者に。

車の中で待機を命じられるが、診察を待つ間もどんどん熱が上がっているのが自分でもわかり、辛かった。

駐車場は、満車で、外にもかなりの人が待っている。

ニュースでもやっているようにこの地域もインフルエンザが流行しており、病院も患者であふれている。

車内で30分くらい待っただろうか、携帯電話が鳴り、診察室に入るように言われた。

いくつかの聞き取りをされた後、インフルエンザの検査。

(何度やっても慣れませんね。検査つらいです。)

検査結果が出るまで車内で待つように言われた。

あまり待たずして結果が、携帯電話を通じて言われた。

「陽性」

吾郎のインフルエンザの検査は陰性であった。

しかし、私は陽性。

吾郎は絶対にインフルエンザだったと思わずにはいられない。

療養

病院から処方された薬をもらい、帰宅。

ずっと敷いてある布団(吾郎が体調不良の時に出した布団をそのまま洗わず利用)に横になる。

長男や夫に移してはいけないと思い、みんなが寝ている部屋とは別の部屋で寝た。

しんど過ぎて寝れない。

しかもいつも寝ている布団とは別の布団。

固い・・・・・。

つらい一夜を過ごした。

のどが痛いため、ゼリーやアイスが主食となった。

栄養を摂らないといけないことは分かっているが、食事がのどを通らない。

結局、ここから2,3日、発熱と闘った。

その間、外から聞こえてくる小学校の運動会の練習の声や音が耳に入ってくる。

吾郎も練習をやっているのかなと気がかりになる。

3,4日してようやく熱が下がった。

その間で、私が一番しんどかったのが、吾郎が朝食の時に、兄とじゃれ合い牛乳をこぼした時だ。

しんどいなかで、牛乳をこぼしたかたずけをしなければならない状況に腹が立った。が、塾を一人で頑張って行っていたので、それも許そう。

これ以降、家族は体調を崩すことなく、ようやく我が家は通常運転に戻った。

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【第1話】リ・スタート
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