さかなは国語がことのほか、できませんでした。
まず、字がきたない。
本を読んでもらうのはいいけど、自分で音読なんてしない。
誤字脱字が多いし、読み飛ばしも多い。
浜学園の公開学力テストも偏差値30台後半を推移していました。
そんなさかなでしたが、小学6年生の入試直前になり、ようやく国語の成績が上がってきました。(遅咲き)
その要因は語彙力と漢字の強化です。
算数同様、基本が大切であると、実感させられました。
それまでは、長文の読み方や、印の付け方の本など、様々な本を読み、試しましたが、成績は、一向に上がりませんでした。
しかし、塾の先生に小学6年生の時に相談し、語彙力と漢字を重点的に勉強すると、成績が上がっていったのです。
低学年のうちから、国語の基本である語彙力と漢字をもっと時間をかけて学ぶべきでした。(後悔)
語彙力(漢字力)
国語の苦手なさかなの国語の成績が上がり始めたのが、語彙力と漢字の強化をし始めてからです。
成績が上がらない時期も漢字はやっていましがが、どうしても、点数比率が高い、長文読解に目が行きがちで、本を読んで読解力を身につける勉強法をやっていました。
ですから、小さい時から公文教材の長文読解や、文法の問題集をやっていました。
しかし、今思えば、低学年のうちは、語彙力や漢字を徹底的にやっていれば良かったなと思います。
漢字のとめ・はね・はらいまで意識して、何度もやるべきだったと思います。
漢字は、やればやるほど、点数が取れます。
長文読解でも漢字を含めた語彙力がないと、文章は読めません。
それは分かっていたはずですが、親としては、難しい問題ができた方がうれしく、我が子が賢くなったような気がするため、また、中学入試ではとても長い長文読解が出題されるため、その対策をしておかなければと思ってしまいます。
しかし、これは、土台のない土地のうえに家を建てようとしたのと同じでした。
さかなには低学年のうちから、長文読解でよく用いられる、「具体と抽象」「逆説」など色々勉強しましたが、幼い時ほど無意味であると思いました。
その時間があるなら、漢字や語彙力を覚えた方が、後々、苦労しなくて良かったよに思います。
私の個人的意見ですが、低学年の時期に国語の長文読解の参考書や問題集は必要ありません。
100円の漢字ノートを一冊買い、そこに、インターネットから引っ張ってきた小学校低学年用の漢字
問題を写して解けば十分です。
100円の漢字ノートを一冊買い、そこにインターネット等から引っ張ってきた小学生の用の漢字問題を写して解けば十分です。
読解力
読解力を高めるため、低学年のうちにやることは、読書です。
本の選び方は、とにかく子どもが楽しめる本です。
さかなは、ポケモンが好きだったので、病院で一緒に空想科学読本という、ポケモンの能力を現実世界に置き換えると、どのくらいの力になるのかという、空想の世界を科学にした本です。
子どもによって興味を持っていることは違うと思いますが、とにかく、子ども興味を持っていることに関する本を読むことです。
よく、学校のおすすめ図書等と書かれた本があり、これを何度か読みましたが、読むことが楽しいというようにはなりませんでした。
興味を持つ本を一緒に読んであげることにより、必ず気になる表現や、分からない言葉遣いなどは自分から聞いてきます。
そうすることで、言葉も覚えていくのです。
私は、小学年低学年のおすすめ図書などから、勉強になりそうな物語の本を選んで、読み聞かせていました。
その絵本を読みながら、難しい文が出るたびに「これ意味分かる?」と聞きながら話を進めていたのですが、それを何度かしているうちに「おもしろくないー」と言い、泣き出してしまいました。
子どもは分からない情景がありながらも、イメージしながら、読み聞かせを聞いていたので、いちいちとまっていたのでは面白くなかったと思います。
自分から興味を持ったものと、人から興味を持たされようとしているものとでは、同じ言葉でも頭の中に残る印象が全然違います。
特に小さいうちは、本を楽しんで読むこと、そのためには、子どもが一番興味を持っている事柄に関する本が良いと思います。
本を読むことが楽しいと感じ、知りたいと思うことが大事だと感じました。
まとめ
白血病の治療のため、長期入院をしながら、勉強をしていたさかな。
この特殊な環境下の中で、親として周りの同級生には負けられないという思いから、難しい問題をやらせようとしていました。
しかし、この勉強法は間違っていました。
やはり勉強は分からないと面白くない。
難しい文章、難しい問題をやっても、子どもは楽しくないのです。
学校でも塾でも点数が悪ければ、親は焦ってしまいます。
そういう時こそ、基本に立ち返って、国語は、漢字を完璧に覚えるといった基本が大事だと感じました。
そして、本を読むことは楽しいことで、子どもは分からない表現や漢字があれば調べたり、聞いてきたり、自分で問題を解決します。
特に低学年のうちは、焦らず、子を見守りながら、一緒に勉強をして一緒に成長するつもりでやりましょう。
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