中学受験に挑んだ我が子の性格・特徴を踏まえた勉強へのアプローチ法

中学受験

このブログの主人公はさかなです。

さかなは、急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。

その結果、関西の難関中学に合格。

そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。

こんにちは。

「さかな」の母です。

子どもの性格は個性的。

我が家でも二人の子がいますが、二人とも、性格が全然違います(小学校の先生からも、性格が違うと言われています)

今日は、さかなの性格がどのような性格か、またその性格が中学受験にどのような影響を及ぼしたのか、親からの視点で紹介します。

親から見た”さかな”の性格の長所

さかなの性格は

  • やさしい
  • 自己肯定感が高い
  • 優等生に見られたい
  • あきらめない

といった性格があります。

これは、さかなの弟と比べるとともに、世間話の中で、他のお子さんの性格などと比べて、親として感じることです。

やさしい

まずは、さかなは性格がやさしいと思います。

あまり友達とケンカをしたという話を聞きません。(多少のケンカは、学校であるとは思いますが、学校からも、そのような連絡をうけたことがない)

また、弟がいるせいか、年下の子に対しても思いやりがあります。

具体的には、弟が親から怒られて泣いている時は、側に行き、弟の話を聞いてくれ、弟の機嫌をとってくれます。

そして、空気を読んで、親がこれをしたら喜ぶ、弟がこれをしたら喜ぶということを、よく考えて行動しています。

多少優等生に見られたいタイプのようなので、人が喜ぶことを考えて動く感じがうかがえます。(親の顔を伺っているところもあるのかも…?)

自己肯定感が高い

さかなは自己肯定感が非常に高いです。

”僕は、大丈夫。僕はできる。合格する。周りのみんなより賢い。”

と根拠なく思っています。(学校の成績を見ても塾の成績を見てもそんなことはないことは明白)

自信がないよりは、いいことなのかもしれませんが、実際に周りより成績が良いということはありませんし、当然、中学に合格する根拠もありませんから、親からみると慢心としか見えません。

ただ、変に自信があるため、学校や塾に行くことを嫌がるということはありませんでした。

おそらく、さかなは自分で”僕はできる奴だ”と思いながら行っていたので、学校や塾に行くのは嫌だな~と思うことがなかったのだと思います。

優等生にみられたい

さかなは、勉強ができる優等生に見られたいというよりは(当然そういった気持ちもあったと思うが)生活態度がまじめな優等生に見られたいという思いが強くあったように思います。

学校の宿題やルールは、親として”中学受験には必要ないなー”と思うことも多々あり、そこに時間を費やされることでイライラすることがありましたが、さかなは、そういったこともきっちりとこなそうとします。

さかなは、小学校の先生が「持っている人は持ってきてください」「できる人はやってください」と言った努力義務のようなものでも、さかなは、すべて応えようとしていました。

粘り強い

さかなは、絶対に”中学受験をやめる”ということは言いませんでした。

逆に親が「もうやっても意味がない」とか「お金の無駄だ」とか「このままではどこも受からない」など言ってしまったことの方が多かったように思います(そのようなことを言ってしまい、今は反省しています。。。)

中学受験を決意してから、実際の入試の日まで、私たちが後ろ向きな発言を何度をくり返していたにも関わらず、さかなは一貫して「あきらめない」と言い続けていました

そして、勉強もすぐにあきらめることなく、粘り強く、問題を解いていました。

勉強に気分が乗らない時もたまにはありましたが、そんな時でも泣きながらでもやっていました。

さかなの本心は辞めたいという思いがあったのかもしれませんが、口先だけでも「あきらめない」と言い続けてきてくれたお陰で、親の心が完全に折れることなく、中学受験に合格することができたのだと思います。

親からみた”さかな”の短所

人は、どうしても、短所に目がいきがちです。

親としても、子どもの短所を直そうと思いながら、注意をすることが多く、長所は、できて当たり前と思ってしまうことが多くなってしまいます。

ただ、短所と長所は、表裏一体だと思いました。

さかなの短所は

  • ボーっとしている
  • あきらめないという割にやる気が見えない
  • 闘争心に欠けている

という子でした。

ボーっとしている

さかなは、ボーっとしていることが多いです。

中学受験、勉強中も、あきらかにボーっとしていることが多く、下手をすれば10分くらい手が止まった状態で、頭の中で、別のことを考えたり想像したりすることがありました。

定期的に「ボーっとするな」と声を掛けていましたが、それでも、30分程度したら、またボーっとしていることがありました。

勉強だけでなく、普段の生活でもボーっとしています。

何もしていないのに、ボーっとしながら、部屋の中を歩き回るということをたまにしていました。(親としては、今何してんの??という気持ち)

マイペース

長所のところで「あきらめない」と言い続けたと書きましたが、言葉の割に、勉強を増やすわけでもなく、いつも通りの感じで勉強を進めていました。

親の気持ちとしては、時間も切羽詰まってきて、周りはもっと追い込んでやっているのではないかという焦りが生まれてしまうものですが、本人はいたってマイペース。

点数が、悪かろうと、良かろうと、いたってマイペースで、勉強をしていました。

特にさかなが特徴的なのが、塾の開始時間が迫っているにも関わらず、のんびり歩いて塾に向かう時。

状況分かってる??と怒鳴りたくなるような遅い歩みで、いつも塾に入って行っていました。

闘争心に欠けている

さかなは、誰かに勝とうという気持ちがあまりないように思います。

みんなと仲良く、みんな一緒に。

これはこれで、必要な考え方かもしれませんが、中学受験という世界では、必要な思いとは限りません。

さかなは、公開テストや復習テストで、点数が悪くても、悔しいという気持ちが、表に出てきません。

だから、点数が悪く、𠮟責し、中学受験を辞めるという話をした時でも、「あきらめない」という言葉は、出るものの、”負けないように勉強する”ということはあまりなく、勉強のペースはそこまで変わりませんでした。

また「あきらめない」と言う割には、自ら勉強を進んで始めるということもなく、勉強を始めてもあうびばかりしていたりすると、親としてイライラが募る時もありました。

そんな時に、親の怒りが爆発した時もありましたが、本人は「最後までやる」と言い続けました。

さかなは、負けているものは仕方がない”と考えるようなタイプであったように思います。

中学受験に向けて さかなの性格に合わせた親の接し方

さかなの性格は、中学受験向きではないと親としては思います。

さかなは闘争心が表に出ないタイプなので、親としては、なんとか周りに負けたくないという気持ちを起こさせ”やってやるー”という思いで勉強させようと思いましたが、なかなか思うようには行きませんでした。

そのため、公開テストや復習テストの結果が悪かった時は、危機感を煽るようなことを言ったりもしていましたが、さかなの、競争心を高めることはできませんでした。

しかし、「ここまでやろう」と約束したことや、「この時間までは勉強しよう」といった約束は忠実に守るタイプでした。

本人の心の中では”やらないと親から何を言われるのか分からない”という思いがあったのかもしれませんが、心の中では、やらないといけないという使命感みたいなものを感じることがありました。

これもさかなが”優等生に見られたい”というように見える一因かもしれません。

そのため、さかなには、親が率先して「やるぞ」と引っ張ってやっていました

親が課題を用意して、範囲や時間を決め「ここまでやるぞ」と言い、やっていました。

多めの課題を与えても、それをこなすためにさかなは努力できる資質を持っていました。

そこが、さかなのすごいところだと思います。

(さかなには、弟がいますが、さかなの弟は、全く性格が違い、同じやり方をすると、すねて、どこかに行ってしまいます。)

まとめ

中学受験をするうえで、子どもの性格に合わせた、接し方は、子どもの能力を上げるうえで大事だと思います。

我が家でも、2人の子どもがいますが、性格が全く異なります。

二人ともいいところもあれば悪いところもあり、親として、二人を足して2で割ればいいのにと思うことも多くあります。

このように、我が家の兄弟でさえも、全く違う性格を有するので、小学生一人一人、性格や特徴は違うと思います。

それらを考えながら、中学受験という目標をどのように達成させるのか。

親として非常にやりがいがあります。

算数や国語といった問題の答えを教えることは、塾に任せるとして、親として、我が子の特徴、個性をを考えたやる気の引き出し方や、勉強の進め方を考えるのは親の役目だと思います。

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