浜学園 国語の偏差値を上げる方法

勉強方法

我が家では、二人の子どもが中学受験をしました。

兄は小学3年生から、弟は小学4年生から浜学園に通いました。

上の子は偏差値50くらいの難関中学に進学し、下の子は偏差値60前後の最難関中学に進学しました。

上の子は小学3年生Hクラスからスタートし、WEB学習をメインにSクラスで授業を受けて中学受験に挑みました。

下の子は小学4年生Hクラスからスタートし、5年生の春にSクラスに、そして6年生の2月からVクラスに上がりました。

しかし入試前の11月にSクラスに落ち、最終的にはSクラスから中学入試に挑みました。

そんな兄弟の受験を通じて得た経験を発信するブログです。

今後、中学受験に挑まれる皆さんの一助になればと思います。

前回の算数に続いて、今回は国語に関して、我が家が浜学園での成績を上げるために取り組んだ「こうしたら成績が上がったよ」という経験談を、具体的にご紹介します。

兄は浜学園での国語の偏差値は30台から40後半でした。

弟は、浜学園での国語の偏差値は40台から60台でした。

浜学園での国語の偏差値はそれほど高くありませんが、それでも、入試では、二人とも入試科目の中で国語の成績が一番良かったです。

偏差値を40から50へ

漢字・語彙を基礎から固める

国語が苦手な子は、そもそも語彙力が不足していることが多いです。

それは兄の時に実感しました。

小学6年生の9月、公開テストで国語の偏差値が31。

それまでも、ずっと、親が一緒に長文読解の練習をしていました。

接続詞にマークを付けたり、大事な文に波線を引いたりしながら、一生懸命対策しましたが、全くと言っていいほど国語の偏差値は上がりませんでした。

そこで、そのことを国語の先生に相談したところ、とにかく、語彙力を高める課題を出されたのです。

国語の先生に相談した日から、語彙力に特化して勉強をしました。(この時塾から出された宿題もほどほでにして)

すると、入試に向けて偏差値が急上昇しました。

最終的には偏差値50。

この時に、長文を読むテクニックなどより語彙力が大事なんだと実感しました。

最初は、語彙力(漢字を含める)なんかで点数が上がるのかと疑っていました。

それは、覚えるべき語彙がとても多かったからだとも言えます。

しかし、この地道なことをしないと偏差値は上がらないんだなと実感しました。

偏差値50から60へ

ここからは「読解のコツ」が必要でした。

弟は、国語の偏差値が安定せず、良い時は60台もありましたが、悪い時は40台前半でした。

ある一定期間、悪い時、親として色々調べました。

そこで記述と選択問題に関して、このアドバイスが効いたというものを紹介します。

記述の型を無理に押し付けない

国語テストでは、記述問題が大きな比重を占めます。

ただ、子どもは、記述欄が空白の時が多くありました。

空白なので1点ももらえません(当たり前ですが)

空白だった理由は、どう書いていいか、分からなかったというより、習った型にはめようとし過ぎてうまく書けていないように感じました。

参考書などの中には「記述の」を意識して練習させることがありますが、それは、我が子には当てはまらなかったように思います。

そこで、的外れでもいいからとにかく書くということを意識させました。

すると、その記述には主語がなかったり、修飾語が足りなかったりと直すべきところが多々ありました。

ただ、部分点は貰えます

そして、型にはめずに書いていると、徐々に部分点のとしてもらえる点数が増えていきました。

それが自信になり、どんどん書くようになり、記述が得点源になっていました。

100点満点の記述ではなく、とにかく「書く」ことを意識した時に偏差値が伸びたのです。

問題文の「根拠」を探し、主観を捨てる

記号問題は、2択までは絞れるけれども親が解いても間違えることが多くありました。

それは”普通だったらこう思うよね”という先入観から答えを選んでしまっていたからです。

国語も当然答えがあり、10人が10人「そうだ」と言えなければなりません。

10人のうち9人が「そうだ」と言える答えではダメなのです。

例えば

  ・今日は暑い日だ。

という文章がある時、だいたいの人は7月や8月と答えます。

しかし、南半球の人1月や2月と答えるでしょう。

このように、-今日は暑い日だ―というだけでは、何月か分からない。

しかし、多くの人は7月や8月と思うので、そういった選択肢を混ぜてくるのです。

このことに注意しながら、選択肢を見る練習をすると、選択肢の根拠を探すようになりました。

選択肢の記号問題を根拠を探しながらゲームのように親子で言い合ってやっているうちに、正答率が上がっていきました。

入試本番で国語が武器になった

中学受験の国語は「センス」や「才能」で決まるものではなく、語彙力や読解の積み重ねで必ず力が伸びていきます。

我が家の子どもたちも、最初は偏差値に伸び悩み苦しみましたが、取り組みを変えることで入試本番では国語が一番の得点源になりました。

これから受験を目指すご家庭も、焦らず一歩ずつ取り組めば、きっと国語は伸びていきます。

ぜひ、今日から少しずつ始めてみてください。

中学受験の国語に悩むご家庭にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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