このブログの主人公はさかなです。
急性骨髄性白血病により入退院をくり返しながら、中学受験に挑みました。
2度の骨髄移植を乗り越え、関西の難関中学に合格。
このブログは、そんなさかなの経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するものです。
こんにちは。さかなの母です。
我が家は、夫婦ともに正社員として働いています。
夫婦共働きで中学受験に挑むために大切だと感じたことは『同じ目標に向かっている』という共通の意思です。
夫婦共通の意識がないとなかなか乗り越えるのは難しいと感じました。
そんな我が家で、子どもとともに夫婦で働きながら、どのように中学受験に挑んだのかご紹介します。
仕事環境
夫婦がどのような勤務体系だったか紹介します。
具体的な仕事内容までは明かしませんが、二人ともごく普通の会社勤務で、給料も一般の会社員平均少し上というところです。
父親の勤務状況
さかなの父は、平日に不定期に休みがあります。
午前6時過ぎに会社に出勤のため、家を出て、午後7時ころに帰宅します。
浜学園の授業後の迎えになんとか間に合うくらいの時間に帰ってきます。
・父親仕事の一日
午前6時~午後7時仕事 → 帰宅後、塾の迎え及び塾の課題丸付け
・父親休日の一日
午前6時~午後3時ころ家事(掃除、洗濯、買い物)→ さかな帰宅、塾の送り → 夕飯作り → 塾の迎え → 塾の課題丸付け
母親の勤務状況
さかなの母親は、基本暦通りの勤務です。
土日が休みですが、どちらかの日に出勤しなければならないことも多く、なんとか塾の送り迎えなどに支障をきたさないように努力していました。
平日は、午前7時半ころに家を出て午後5時半ころに家に帰宅します。
塾への送りは無理ですが、帰りは迎えに行けるといった具合です。
・母親仕事の一日
午前7時半から午後5時半仕事 → 夕飯準備 → 塾の迎え(父親がいる時は掃除などの家事) → 塾の課題丸付け
・母親の休日の一日
午前8時弁当作り → 塾への送り → 一旦帰宅後家事 → 午後9時ころ塾の迎え → 塾の課題丸付け
夫婦で明確な役割分担はしない
我が家の夫婦仲はいいと思います。
共働きでは、夫婦で協力し話し合うことは必要不可欠と思っているので、夫婦仲は重要だと思います。
親として、子どもの勉強を丸付けしたり、お弁当を作ったり、送り迎えしたりとやらなければならないことは多々あります。
普段の家事だけでも大変な中、塾の日となると、時間との闘いです。
中学受験の時期を降り越えて思うことは、夫婦で役割分担するのではなく、できる方がやるという意識です。
子どもの勉強を見てやることも、家事のことも、どちらかに任せきりにするのではなく「できる方がやる」という気持ちが大事です。
我が家では、夫婦で仕事の休日が違うので、助け合うことができていました。
父親が休みのは平日で私が仕事なので、そういった日には、買い物や家事は済ませておいてくれましたし、夕飯なども作ってくれていました。(中学受験をする前までは、そうではなかった)
そして塾の迎えは、夫婦どちらかが迎えに行きますが、夫婦どちらか家に残っている方は、弟の面倒を見ながら夕飯を作ってお風呂を準備したり、片づけをして待っておくという生活でした。
休日は、基本的に私が休みなので、休日は、私が家事や塾の送り迎え、弁当作りなどをやっていました。
家事や送り迎えは、役割分担せずにやっていましたが、丸付けは、役割をなんとなく決めていました。
算数と理科は父親が、国語は母親が丸付けをしていました。
これには、親の教科による好き嫌いがあったり、一人が一教科を見た方が、子どもがどこの単元が苦手なのか、どこが得意なのか把握しやすいというメリットがあると感じたためです。
子どもの勉強を教科を分けず二人で見始めると、子どもも教え方の違いがあれば混乱しますし、親自身も、塾の流れというものが分かりにくくなるので、おそらく、教科によって、分けるか、または親のどちらかが確認するというふうにしたほうが良いと思います。
何度も言いますが、中学受験の夫婦共働きの極意として、夫婦で明確な役割分担を決めない方が家庭が明らかに回りやすいです。
”できる方がやる!”
そのためには、夫婦で同じ方向に向いていることがとても大事です。
子どもに求めること
共働きゆえに、子どもの送り迎えを毎回できなかったり、お弁当を毎回作れなかったりします。
特に、塾の迎えには行くことができますが、塾に一人で行かせることが多々ありました(夫婦ともに働いている時間のため)
最近では送迎バスのある塾も多くなってきました。しかし我が家の地域には、送迎バスが来ていませんでした。
そのため、電車の乗り降りや買い物は、一人でできるように慣れさせておく必要があります。
”学校から帰ってきて、宿題し、最寄りの駅まで行き、電車を乗り継いて塾に行く。”
小学3年生(小学4年生前の2月のころ)の小学生にとっては、少しハードルが高いかもしれません。
親がいなくても一人で塾に行けるように、以下のことを、塾に行く前に徹底させました。
時間管理
塾に通う前から一人で行くことがあることは目に見えていたので、親がいなくても、塾まで一人で行けるように時間管理を徹底させる必要がありました。
塾が何時からあり、電車が最寄り駅を何分に出発し、そのために家を何時に出ないといけない。
このような話を、塾に通う前にさかなに何度もし、紙にも書いて、テーブルに置いていました。
時には、学校が予定以上に長引き、宿題をできずに塾に行くこともありました。
学校から家に帰ってきて、子どもは一人でいることが多かった(弟はすでに外に遊びに行っていた)ので、自分で時間を見て遅れないようにと何度も子どもに言い聞かせました。
また、塾に通い始める前、父親が休みの時に、実際に塾まで行ってみる練習もしました。
塾に通い始めてからも子どもは、結構、時間を気にせず、学校からゆっくり歩きながら帰ってくることもあったので、さかなが一人の時には、時間通り家を出れているのだろうかと常に心配をしていました。
通塾手段のマスター
さかなは、塾に行くためには電車を乗り継ぐ必要がありました。
塾に通う前に練習を2,3回やりましたが、本番ではなかなか一筋縄で、いかないこともありました。
塾に通い始めて間がない頃は、バスの中で寝過ごしてしまったり、行先の違う電車に乗ったりと、何度か波乱もありました。
本人にとって良い経験になったのかもしれませんが、親として、穏やかな気持ちではいれませんでした。
しかし、半としてもすれば慣れてきて、一人で問題なく行けるようになりました。
携帯電話の使用法をマスター
一人で塾に行くにあたり、携帯電話の使用法をマスターさせることは必須でした。
さかなが、バスの中で寝た時も、電車を乗り間違えた時も、携帯電話を持っていたことから、居場所をつかめたり、本人と話せて安心したりとなんとか解決できてきました。
この時に、携帯電話は持たせておいて良かったとつくづく思いました。
小学生のうちから持たせるのは早いと思う親御さんも多いとは、思いますが、安全のためには、必要なアイテムだと思いますし、使い方をきちんと教えてあげれば安全に使うことができます。
まとめ
我が家は、夫婦共働きでしたが、夫婦共働きの中、中学受験に挑んで思うことは、何度も言いますが
『同じ目標に向かっている』という夫婦共通の意思が必要です。
子どものためを思う気持ちは父親も母親も同じ。
中学受験をするにあたり、できるだけ子どものために時間を割きたいが、仕事をおろそかにするわけにはいかない。
働いて給料もしっかり受け取らなければ、塾代も出せない。
我が家ではちょうど夫婦の休日が重ならないことが多かったために、夫婦どちらかが、できることをやるという意識で頑張っていました。
ですから、役割分担を決めることなく、できる方が、買い物に行き、洗濯をし、夕飯を作り、送り迎えをする。
夫婦共働きである以上は、子どもが一人でやってもらわなければならないことも多いですが、少しでも子どもの学力が向上するためになるのであればと思いながら、日々過ごしていたつもりです。
ただ、子どもの身の回りのことをすべてできるわけではないので、子どもも少し自立してもらわなければなりません。
そのために
- 時間管理
- 通塾手段のマスター
- 携帯電話の使用法をマスター
これらをまずは、教え込みました。
女性の社会進出が顕著になってきて、今後夫婦共働きで中学受験に挑む家は多くなっていくと思っています。
そんな時に、このブログが参考になってくれればと思います。
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