このブログの主人公はさかなです。
白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。
その結果、関西の難関中学に合格。
そんな経験をもとに情報発信をするブログです。
今日は,さかなが骨髄移植をしてからの食生活、退院後の食生活について話します。
さかなは、退院後は、しばらく、
- 納豆などの菌類
- 刺身などの動物性生もの
- 比較的厚い皮に覆われていないフルーツ
- スーパーやコンビニなどで作り置きしてあるもの
は食べることができませんでした。
移植後から退院までの食事
さかなは、移植直後は、一週間程度は病院食以外は食べないようにしていました。
一週間程度してから、看護師さんから、食べていいものの一覧表を渡されました。
その中に、密閉されたアイスを食べていいことになっていたので、密閉してあるアイスは食べていました。(例:ハーゲンダッツ〇、スーパーカップ×)
また、コンビニで市販されているコーヒー牛乳もよく飲んでいました。
これらはデザートなので、主食そのものは病院食でした。
病院食は、同じような薄い味付けばかりだったので、さかなは病院食に「飽きた」とよく言っていました。
移植後二か月後くらい経過して、好中球が上がってきてから、大手のファーストフードを食べていいと言われました。
そこからは、マクドナルドを週に一回くらい買い、おいしそうに食べていました。
(買ってから30分以内にすぐ食べることが条件でした。)
また、缶詰や冷凍食品も食べることが可能だったため、病院食と合わせて食べていました。
そんな中、一番食べたのが、カップ焼きそばのUFOです。
さかながUFOを食べている時は、親が、病院食を食べていましたが、UFOは匂いも良く、食欲をそそられる気持ちがよく分かりました。
医師が言っていたことですが、抗がん剤治療をすると味覚が変わるらしいです。
いつもおいしく食べていた白米が、砂のように感じると聞いたことがあります。
さかなが病院食を嫌がったのは、いつもの味がまずく感じたからだと思います。
退院後の家での食生活
退院後は、まだまだ免疫力が低く、納豆などの菌類、刺身などの生もの、フルーツの中で、イチゴなど皮に覆われていないもの、コンビニに置いてある唐揚げやおでんなどの作り置きしてあるものは、食べることができませんでした。
だから家での食事は、ほぼ「鍋」です。
他には、
- 焼きそばなどの炒め物
- シチューやカレーの煮物
- ハンバーグなどの焼き物
ローテーションで食べていました。
さかなは、もともとサラダなど生の野菜が好きだったのですが、退院直後は与えるのが怖くて、温野菜を食べさせていました。
(病院からは、よく洗ったら生野菜を食べても大丈夫と言われていたのですが…なんとなく不安でそうしていました。)
また、家族内での感染症対策として、料理を大皿に盛るようなことはせず、一人一人を小分けにして配膳していました。
食器洗いが大変になりますが、しかたないと思っていました。
外食
退院後は、外食は極力しないようにしていました。
店で作り置きしてある可能性があるためです。
さかなは、2年間外食をしていません。
一度だけ、定食屋で、から揚げ定食を食べました。
家でご飯を作るのがしんどい時には、店で売っている冷凍食品を温めて食べたり、冷蔵食品を調理したりしてご飯を作っていました。
さかなの口に料理が運ばれるまでに、色々な人の手を介するので、衛生面で今でも抵抗があります。
給食
さかなは、給食は、食べてもOKと言われました。
給食は、生ものが出ることもありませんし、生野菜でさえ出ることがありません。
ただ、はちみつや生クリームがダメなので、事前に給食のメニュー(栄養表)をチェックして、食べられないものは先に学校に伝え、食べないようにお願いしていました。(本人もよくわかっているので除去できました。)
クリスマス時期の給食やひな祭り時期の給食など、デザートが食べられないこともあったので、かわいそうに思います。
弁当
学校や塾でお弁当が必要な時は、作りたてを持ち込んでいました。
さかなは、幸運にも、コロナの影響もあり、遠足などで、朝から弁当を持って遠出するということはありませんでした。
運動会でのお弁当や、塾でのお弁当が必要な日には、出来立てを届けていました。
誰でもお弁当を作る時は、食中毒に気をつけますが、それをもっともっと気を付けて作る感じです。
(すべての具材にきちんと火を通す、ご飯をよく冷ます、保冷剤を入れるなどです。)
冷凍食品にはとても助けられました。
下手に作るより、安全性は抜群です。
たくさん使うと割高ですが、傷むことを考えたら、冷凍食品を使う方が安全だと思います。
我が家は、冷凍食品をふんだんに使ったお弁当を持たせていました。(手抜きじゃないですよ!笑)
まとめ
白血病の治療中の食生活は、抵抗力が落ちているために、病院食以外を食べさせるのは、不安になります。
ただ、食生活は、生きているうえでの活力になりますし、喜びでもあります。
そのため、治療のためとはいえ、ずっと病院食というのは、大人でもつらいと思います。
そのため、お医者さんい聞きながら、食べることができる可能な範囲を聞きながら、極力その範囲内で本人が食べたいものを食べさせていました。
退院後は、外食をすることが抵抗があり、家で作りたてを食べさせるようにしていました。
食べるものには火を通す料理が基本となるため、メニューも脂っこいメニューになりがちです。
健康のことを考えると、脂っこいメニューばかりでは、体に悪いと思うため、煮物である「鍋」がどうしても増えていくことになりました。
さかなは今でも生ものなどは食べることができません。
今の楽しみは、家族でお寿司を食べることです。
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