このブログの主人公はさかなです。
急性骨髄性白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。
2度の骨髄移植を乗り越え、関西の難関中学に合格。
そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。
私は「さかなの母」です。
中学受験に挑む親御さんなら、勉強のことで子どもを叱責した親御さんは多いのではないのでしょうか。
当然、我が家も、よく怒っていました。
一時的な感情により怒り散らしてしまったこともしばしば。
何度子どもに対して「このままではどこにも受からない」「もう中学受験なんてやめてしまえ」と言ったことか。
この言葉で、子どもの心を傷つけてしまったように思います。
子どもを怒った後に、罪悪感を感じたこともあります。
”毎日、集中して勉強ができるわけない” ”彼なりに一生懸命がんばっているのに” 怒った後にこのような気持ちがいつも押し寄せてきました。
そもそも、子どもに怒るのは、子どもの学力を上げたいという気持ちがあるから。
もし、怒った結果、子どもが頑張れたら、それは怒って良かったと思えますよね。
そのためには、親の感情のコントロールは必須です。
感情に任せて怒るのではなく、学力を上げるために怒るのです。
そういうことであれば、自分自身でも納得して子どもに対して𠮟責することができますよね。
自分の中で納得して子どもに叱責できるように、中学受験に対する親としての「考え・心の持ちよう」、また「怒った後の子どもに対する心のケア方法」を紹介します。
怒る前に 親の心の持ちよう
- 子どもに勉強をやってもらっている
- 中学受験は親の楽しみ
- 自分が子ども時より圧倒的にやっている
中学受験を終え、下の子が中学受験に挑んでいる、今、親として、私はこのよう(上記3点)に考えるようにしています。
まず、子どもに「勉強をやってもらっている」と考えるようにしています。
子どもに自分のために勉強しなさいと言ったこともありますが、子どもが勉強するのは、私たち親のためです。
子どもが、賢くなったらうれしいですよね。
良い点数を取って帰ってきたらうれしいですよね。
志望校に合格したら、これ以上の喜びはありませんよね。
中学受験に挑んでいる親は、誰でもそのはずです。
ですから、子どもが勉強するのは、私たち親のためにやってくれているのです。
私のためにやっている子どもに、怒ることができるでしょうか。
第2に、中学受験に挑むことは、親にとって、とても楽しいものです。
中学受験を終えたからこそ、思います。
子どもと二人三脚で、同じ目標に向かって一緒に頑張れることは幸せです。
中学受験が終わってみると寂しいものです。
中学受験は親の方が熱を帯びていくケースが多い。
でも、少年野球が親とキャッチボールをしてプロ野球選手を目指すように、サッカー少年が公園で親相手にサッカーの練習し、プロのサッカー選手を目指すように、中学受験で塾に通っている子どもは、一生に一度しか受験することができない、中学受験に挑むのです。
中学受験は、子どもがプロの野球選手やサッカー選手を目指すのと同じことなんです!!
同じ夢に向かって、子どもとともに戦いに挑むというのは、楽しいものです。
そんな楽しみを子どもに、与えてもらっている私は、幸せで、幸せを与えてもらっていることに怒ることが本当に正しいのだろうかと考えるのです。
第3に、子どもは、私が小学生のころより、圧倒的に勉強しており、難しい問題を解いて頑張っていると思っています。
さかなは、私が子どもの頃より、圧倒的に勉強しています。
私も子ども時に中学受験は経験していますが、こんなにも難しいものはやっていません。
こんな難しい問題を解いている我が子を尊敬します。
私が、子どもの頃にできなかった勉強をやっている我が子に、勉強をしろと怒るのは、親のわがままのように感じます。
子どもの心のケア
親の心の持ちようで、怒らないようにするための、気持ちの持ちようをお話ししまたが、とはいうものの、やはり、つい怒ってしまうことも多々あります。
だれしも、一時的に感情的になり、叱責しまうことがあるはずです。
ただ、怒った後の、子どもに対するケアが重要です。
そこで我が家がやっていた、子どもに対する心のケアを紹介します。
- 投げ出さず一緒に考える
- 時間を置いて話し合う
まず、子どもを突き放したり、投げ出したりしないこと。
子どもは、諦められると、やる気を失います。
ですから、つい怒ってしまった後でも、時間を置いてまた一緒に勉強しましょう。
そして、怒った後の勉強の方が、子どもが集中する場合もあります。
怒った後でも「もう知らない」とか「勝手にしなさい」という投げ出しはやめましょう。
子どもの心が傷つきます。
一時的に怒っても、時間とともに親が感情をコントロールし、「さあ、やるぞ」という声掛けができるうようにしましょう。
また、時間を置いて、子どもと話をすることも大事です。
怒ってしまった直後だと、冷静に話し合うことが難しく、お互いに口調が強くなる一方で、収集がつかなくなります。
そのため、少し時間を置くことが大事です。
怒った理由を子どもに伝え、また、子どもの気持ちも理解しながら話し合いましょう。
そして、今後、同じようなことが起きないようにどうすればいいか、一緒に考えましょう。
その時に、こちらに非がある部分については、素直に認めることが大事です。
何らかの勘違いや、誤解で怒ってしまうこともありますし、本人にとっては、とても傷つく言葉をかけてしまうこともあると思います。
「言い方が嫌だった」とか「〇〇言われたのが嫌だった」という、カッとなってつい口走ってしまった言葉について、子どもが不快感を示せば、謝るようにしましょう。
親から子へ一方通行の思いを伝える場にならないようにしなければ、解決にはなりません。
まとめ
私は、子どもに対して、怒ることがダメだとは思いません。
親も、本気で一生懸命だからこそ、怒るということもありますし、怒ったことで集中して勉強し始めたということもあります。
ただ、私が怒ったとしても、子どもを傷つけず、子どもも怒られたことに納得してほしいと思っていました。
子どもの学力を伸ばすために仕方がないことだと。
ですから、親は、この叱責が子どもの学力を伸ばすことなのか考えなければなりません。
これらの課題を克服していくのも、中学受験の醍醐味の一つだと思います。
怒りのあまりに中学受験をあきらめてしまう家も多いと思います。
それは私はもったいないことだと思います。
一生に一度しか受けることができない中学受験。
中学受験をやらずに後悔が残ってしまうような気がします。
子どもの学力を伸ばすためにどうすべきか。
それには親のサポートは必要不可欠ですが、合わせて、自分の気持ちをコントロールすることも大事だと思います。
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