勉強しなさい 言う? 言わない?

勉強方法

このブログの主人公はさかなです。

白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。

今日は、親が勉強しなさと言うべきか言わないべきかについて考えます。

超難関校に行く親の中には、勉強しなさいと言ったことはないというコメントをよく耳にします。

何も言わずに勝手に勉強するだとか。。。

勉強をしなさいと言う理由は、勉強を始めるきっかけを作ることですよね。

超難関校に行くような子は、そのきっかけを自分で作れるんだと思います。

ですから、きっかけを作るためには「勉強しなさい」ではなくても「勉強しよう」でも良いわけです。

後者の方が、がんばれそうな気がしませんか。

ちなみに、我が家で、そのきっかけを作らずに子供にまかせきりにすると、全く勉強をしませんでした。

しかし、小学6年生の後半は、学校から帰ってきてからは、自ら机に向かい自ら勉強を開始していました。

それは、中学受験合格という目標があるのと同時に、習慣にしてしまったことで、自ら始めるようになったと思います。

「勉強しなさい」言わないとどうなる

中学受験をしようとする親御さんの大半の方は、「勉強しなさい」と言ったことがあるのではないでしょうか。

先ほども、お話ししましたが、勉強しなさいという声掛けは勉強を始めるきっかけ作りです。

では、きっかけをつくらないとどうなるか。。。

我が家の場合を紹介します。

例えば、午後7時から毎日の勉強をすることを約束していたとします。

毎回、午後7時になると、親が勉強の準備をして、「さあ、やろう」と言い勉強を始めていました。

さて、ここで、親が、勉強のきっかけを与えないとどうなるか。

とりあえず、7時前に、勉強道具の用意だけは机の上にしておきました。

その状態で、何も言わずに、子どもがどのような行動をするか見ていると、ずっとゲームをしていて、寝る前に何事もなかったように布団の中へ。

勉強せーへんのかーい!!!

ゲームをやっていなくても、弟とずっと遊んでいたり、本をずっとやっていたりと、自己管理が全くできませんでした。

子どもを見ていると勉強をしたくないからしないのではなく(できればしたくないと思っているかも)、ただ、勉強のことに考えが及んでいないという状態でした。

親の希望

子どもには機嫌よく、楽しく勉強してほしい。

そして学力を上げてもらいたい。

中学受験をする親御さんは、こう思いますよね。

中学受験を目指す親御さんというのは、少なからず、教育熱心な方が多いと思います。

塾に通っていたら、かなりの量の宿題も出され、それを計画的にこなしていかないといけません。

うちの子は、宿題をいつまでにどこまでを終わらせないといけないという感覚で勉強をしていませんでした。

やはり親が見てあげる必要があるなと思いました。

親としては、自ら、計画と目標を持ち、やってもらいたいと思っていました。

塾の宿題をいつまでに終わらせる、とか、この単元が苦手だから、重点的にやるとか、次の塾までに時間がこれだけ残っているから、ここまでやろうとか、こういったことを考えることができれば成長できるんだろうろうなと思いましたが、なかなか、幼い子には難しいように感じました。

自ら計画を立て自ら行動してもらいたいものです。

子どもはどうしてほしいのか

さかな(我が子)は、勉強しようと言ってほしいと言っていました。

「勉強しなさい」ではなく、「勉強しよう」の方が、やる気がわくみたいです。

その理由は

  • 勉強の時間になったことに気が付かない時もあるから
  • 親から無関心であきらめられたと感じるとやる気がなくなるから

とのことです。

子どもとしては、自分に興味を持たれないと感じるとやる気がなくなるようです。

だから、勉強をしなさいとは言ってもらいたいと思うものの、言い方は、大事だと言っていました。

勉強をすることを促すためにどういった声のかけ方をすれべいいのか子どもに聞いたところ、

一緒にやろう

と言われれば、やる気になるとのことです。

子ども曰く、一緒にやろうという言葉の中には、”やさしさがあるけれども、もっと勉強をさせようと言う厳しさも感じる。でも、それはすなわち、子ども将来のことを考えてのことなので、うれしく思って、やる気になる”とのことです。

まとめ

今回、子どもから見て、「勉強しなさい」と言ってほしいのか、言ってほしくないのかということも合わせて書いています。

子どもにとって、無関心が一番つらく、声を掛けられない、イコール、あきらめられたと思うようです。

子どもに対して、勉強をするきっかけをつくることは大事なんだと思います。

ただ、その時の言葉遣いが、厳しい言葉にならないように注意が必要です。

勉強をしない子に、声を掛けるとなると、案外余計な一言を言ってしまいがちです。

「このままでは、落ちてしまう」とか、「やる気がないんだったらう辞めなさい」とか。

実際、私にも思い当たるふしはありますし、何度かそういった言葉を口にしています。

どうしても感情が入ってしまうので、私は致し方ないと思います。

言うなと言われても言ってしまうというのが親心ではないでしょうか。

ただ、私は、この声掛けがいいとはいいませんが、無関心よりはよっぽどいいと思います。

子どもが勉強をするきっかけを作る声掛けはとても大切です。掛ける言葉に気を使いながら、全力で支えていきましょう。

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