このブログの主人公はさかなです。
白血病と闘いながら、中学受験に挑みました。
その結果、関西の難関中学に合格。
そんな経験をもとに、受験勉強や闘病生活に関する情報を発信するブログです。
こんにちは。
「さかな」の父です。
我が家では、中学受験をしながらも、投資について一緒に親子で話をしてきました。
この親子の会話を通じ、中学受験をする上で、株式投資は役立つと感じます。
その理由は
- お金を増やせる可能性がある
- 社会情勢を知ることができる
- 会社を知ることができる
- 利回りを学べる
からです。
そこで、今回は、一冊の本を紹介したいと思います。
我が家では、寝る前に読書の時間をだいたい30分程度、設けていてましたが、その時に、私が子どもに読んで欲しいと思い、渡した本になります。
本のタイトルは”ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集”です。
なお、今回、紹介させていただきく本は、投資の技術(チャートの読み方や、値上がりする株の見つけ方)を紹介する本ではありません。
中学受験に役立つ 投資本の紹介
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集とはどのような本なのか。
まず、この本の作者は、石角完爾氏です。
作者は、自身で立ち上げた国際経営法律事務所を経営されている国際弁護士で、合わせて、米国認定教育コンサルタントとしても活動しておられるようです。
この本には、ユダヤ人の人々が昔から語り継いできた、物語を紹介しています。
ユダヤ人に成功者が多いことは、有名な話ですが、その根源となるものは何なのか。
そこで筆者は、その根源が、ユダヤ人の人々の間で語り継がれている物語があるのではないかと考え、ユダヤ人の間で語り継がれている物語を紹介しています。
人生で失敗しないように、教訓のような物語が、紹介されており、物語の数は37あります。
その物語一つ一つに教訓があり、その教訓から我々が学び、取るべき行動のヒントを与えてくれる内容となっています。
中学受験に役立つ理由
この本の、どこが中学受験に役立つというのか。
それは、
- 物語文と説明文が一緒に読める
- 物語文自体が、非常に分かりやすい
- 物語文に対する筆者の説明および意見が書かれているため、国語の試験問題を解くときの参考になる
という点です。
物語文と説明文が一緒に読める
ユダヤ人が小さい頃から聞いて知っている物語が37紹介されています。
物語自体は、短い物語となっています。
その物語文の後に筆者の意見、そして、読者へのアドバイスが書かれています。
物語文のすぐ後に説明文があるため、物語文のどの部分を説明しているのかが、分かりやすくなっています。
また、物語自体は、短い物語で、説明文も5ページ程度でまとめてあるため、飽きることもありません。
物語から、説明までの一連の流れを7ページから15ページ以内で書かれているため、どの物語から読み始めても「最初の方読んでないから意味が分からない」ということがありません。
物語文自体が非常に分かりやすい
本で紹介してある物語文は、ユダヤ人も、子どもに読み聞かせる内容となっているため、物語自体が非常に分かりやすい内容となっています。
キャラクター設定も色々とあり、主人公がキツネであったり、小魚であったりなど、小さい子に読み聞かせても楽しめる内容となっています。
大人も楽しめます。
その物語から、教訓を学びます。
日本の昔話で「桃太郎」「金太郎」「一寸法師」といった作品がありますが、それと同じ様な物語です。
長文読解を解く時の参考になる。
この本は、物語から教訓を学ぶ本です。
物語に出てくる登場人物の心情を把握し、その心情をもとに行動した結果、失敗した場合には、どうすべきだったか、成功した場合には、その理由と筆者の意見や、ユダヤ人の教えを考える本となっています。
「登場人物の心情」に「筆者の意見、理由」というのは、国語の長文読解でよく聞かれること。
これらを意識した読み方が同時にできるのです。
例えば、本の中に「難破船の3人の乗客」という物語文があります。
この物語は、船が難破してしまい、無人島に船ごと漂着してしまったA、B、Cの3人。
生き残るためにどのような手段をとったのか。
Aは、食料が豊富な島の奥へと行き、食べ物を探しに行った。
Bは、船が見える場所をキープしながら、贅沢ではない食べ物を探した。
Cは、島の中の危険が分からず、またいつ助けが来るかもしれないから、船に残った。
という3人の中で生き残ったのはBのみだったという話を紹介しています。
この3人の行動の違い(Aは大胆で楽観的、Bはバランス型、Cは慎重)から、心情を考え、ユダヤ人の教えは、「Bのように生きるべきだ」と教えられます。
そして、筆者は、日本人の特徴を加えながら、自身の考えや、日本人はどうすべきかといった考えを述べています。
このように、物語文の中で、心情をもとに登場人物が起こした行動を知り、その心情の中で、我々がどうすべきかといった、自身の考えを書かれています。
このように、国語の問題の出題のされ方と、非常に密接に関係している構成になっていると思います。
まとめ
学習指導要領の改正で、高校生でお金の授業がスタートしました。
お金は人生において切っても切れないものです。
親として、子どもにお金に困る人生を送ってほしくはないと考えます。
だから、この本でお金に対する考え方を学ぶことは大事だと思います。
その中で、今回紹介させてもったユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集は、国語の勉強にも役立つと思いました。
我が家でも、子どもがこの本を読んでから、行動に変化(積極性)が出たように思います。
ユダヤ人の教育を参考に我が子に教育しながら、さかなには、いろいろな本を読み見聞を広げて欲しいなと思います。
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