中学受験リアルストーリー

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【第19話】数々のドラマを生んだ最難関レベル特訓(1時間かけての通塾)

吾郎は、浜学園の新6年生に上がった時から最難関レベル特訓の受講資格を得ていた。ただ吾郎の通っていた浜学園の教室では、最難関レベル特訓が開校受講できず、 約1時間かかる教室まで、自力で行かなくてはならない。吾郎は、最高レベル特訓を受けるほどの偏差値を取得できていなかったため、最難関レベル特訓に行くしかなかったのだ。 最難関レベル特訓は、週1日授業がある。最難関レベル特訓がある日は、電車とバスを乗り継いで、最難関レベル 特訓の開講されている教室まで、一人で通っていた。帰りは、車で迎えに行っていたが、帰りの車内で授業の様子を聞くと、最初の授業では「友達ができなかった」と話す。一人で教室に孤立した状態で吾郎を想像すると、親として心苦しくなる。
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【第18話】中学受験 小学校を休むという選択肢

吾郎は、新6年生(5年生の2月)になって初めて浜学園のVクラスに上がった。授業や宿題も多く、知識が定着してしまう前にどんどん次の単元に行ってしまう。中学受験に挑む家庭において「学校を休んで塾の勉強をしてほしい」と内心思う親も多いであろう。願わくば学級閉鎖だ。6年生は始まったばかり。
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【第16話】浜学園 公開学力テスト、初!算数偏差値60を超える

これまで、吾郎は理科で成績を稼いでした。しかし、浜学園で配られる資料を見ると、どれも算数が合否を分けると書かれている。ましてや6年生になりVクラスは算数が1.5倍。2月から新学年が始まり、約3か月。算数の成績上げるべくこれまで取り組んできた。その成果が出たのか、5月の公開学力テスト初めて偏差値60を超えた。
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【第15話】Vクラスの洗礼 浜学園6年生 算数1.5倍の重み 

新6年生の授業が2月からスタートした。講習も増え、日々の予定をしっかり立てておかないと、宿題の漏れが出てきそうな状態だ。吾郎は社会を受講していない。社会を受講している家は多いが、どのように宿題等を回しているのかと不思議に思う。まだまだ時間の使い方が甘いのだろうかと思ってしまう。さて、まだまだ寒い2月。インフルエンザや風邪で小学校を休む子も多いと聞く。とにかく家族全員、体調を崩さないことを意識して、食生活を送る。我が家では、腸活として「納豆毎日一パック」食べることとして、この一年を体調を崩さず乗り越えたい。吾郎も「また、納豆~」と言うが、お構いなしに出す。
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【第14話】浜学園 6年生 Vクラスからのスタート

小学4年生から通う浜学園。吾郎が浜学園に通う最後の一年間がスタートした。5年生の時は、Hクラスからスタートしたが、5年生最後のクラス替えで初のVクラスへ。6年生をVクラスからスタートすることとなった。浜学園での教育相談の際「まずは復習テストでいい点を取ること」と言われている。とにかく復習テスト重視で挑んでいく。2月初旬のある日、浜学園での講義を終えた吾郎のリュックの中から塾からのプリントが入っていた。Vクラスでは算数が1.5倍として成績を算出するとの内容だ。「Vクラスは算数が1.5倍となる。」と噂では聞いていたが、実際にVクラスが始まる時に、浜学園から【Vクラスは1.5倍として成績を算出する】との通知がきたので、必然的に算数に力を入れて勉強をすることとなる。こうして入試に向けての一年間がスタートした。
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【第13話】浜学園 SクラスからVクラスへ

11月の公開学力テストを偏差値58と過去最高だった吾郎。10月の公開学力テストで初めて取得した最高レベル特訓算数。冬休みを含めて徐々に過去に授業があった単元を確認した。1月、関西では中学入試最盛期であり、授業も休校となることもある。いよいよあと一年かと思いつつ、やはり、今受験を受けている子たちより我が子のことが気になる。そして1月の公開学力テスト。中学入試の裏で別の闘いが繰り広げる。
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【第12話】冬休み中に猛追 最高レベル特訓算数

クリスマス前、吾郎が終業式を終え帰ってきた。「やっほー、冬休みー」くるくる回って踊りながら、喜びを表現する。その姿を見ながら、私は、ここから勝負だと言葉に出さず、心で強く思う。無事に最高レベル特訓算数を11月の公開学力テストで取得できた吾郎。今Sクラスだが、やはりVクラスに上がりたい。そのために考えたことは、「とにかく最高レベル特訓算数をやりまくる」だ。運がいいことに5年生の最初からの最高レベル特訓算数をWEB授業として受講できる。Vクラスの子はこれを一通り受けてきたはずだ。吾郎がVクラスの子に追いつくには、最高レベル特訓算数をマスターするしかないと考える。
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【第11話】浜学園 公開学力テスト 予想外の結果

11月、浜学園で月に一回行われる公開学力テスト。ここで、初めて最高レベル特訓算数の権利を得た吾郎。すぐに授業に参加できると思いきや、12月からのスタートであった。さて12月に最高レベル特訓算数をスタートしたものの、1度や2度の授業を受けただけで、12月の公開学力テストがやってきた。
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【第10話】最高レベル特訓算数 スタート

12月から最高レベル特訓算数に通うことになった吾郎。定期授業終わりにテキストをもらい、側にいた友達に「それ、最レやろ」と話しかけられる。同じクラスの周りの子は、最高レベル特訓にすでに通っている子が多く、最高レベル特訓を受けたことがない吾郎には、少し劣等感を感じていた。最高レベル特訓を受講することで、その劣等感も少しは晴れるかもと思っていたが、友達が心の奥底で「ようやくとれたのか、おそ」と思っているのではないかと、被害妄想が先に出てしまう。当然そのようなことを面と向かって言ってくる子もいなければ、そこまで一個人のことを気にもしていない。
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【第9話】ばたばた 最高レベル特訓算数 5年

11月の公開学力テストで最高レベル特訓算数を受講する権利を得た吾郎。土曜日に受けた公開学力テストの結果が翌週水曜日に発表されて、その結果を見た私が先に、最高レベル特訓算数の受講資格を得たことを知る。”すぐにでも行かせたい。”と気持ちが躍る。ただ、私はこの最高レベル特訓のことを何も知らない。授業は何時間?いつから行けるの?教科書は、また新たに買うの?何人のクラス?最高レベル特訓の成績は、クラス替えに関係あるの?などなど、知らないことが多い。ネットで調べても、なかなか欲しい情報は出てこない。せっかく、この講義を受ける権利を得ることができたのだから、親としては、すぐに次の授業からでも参加させたい。そこで、浜学園に電話してみる。