【第6話】浜学園 教育相談
吾郎の公開学力のテストの結果を見た時の落ち込みようを見て、教育相談をしたら成績が伸びるヒントがあるのだはないかと思い、思い切って浜学園に電話した。しかし、つながらない。「」という自動アナウンスが流れる。ということで、とりあえず、メールを送った。すると翌日、電話があり、その日のうちの話を聞きに行くことに。吾郎を塾へ送りがてら、その足で、一緒に浜学園へ乗り込む。カウンターに行き、20歳くらいの若い女性に「教育相談で・・・・」というと、「こちらです」と言い使われていない教室に通された。「しばらくお待ちください。」と言われた。学校に置いてあるような机4つがくっつけられた状態で、いくつも机が並ぶ教室で、ここで話をするのだとはすぐに分かったが、4つの机のどこに座ればいいのか迷う。とりあえず、入口一番近くの机に座る。五分もせず、塾長が現れた。あまり話したことはないが、吾郎の兄の時代からお世話になているので、何度か見たことはある。「お忙しいところすみません」と形式ばったあいさつを交わし、着席した。