浜学園 ハマックス 併用 兄弟を通わした結果

塾関連

兄弟二人ともハマックス利用

我が家は兄弟二人とも浜学園に通いながら中学受験を経験しました。

その中で、兄はハマックスをメインの学習場所として利用し、弟は浜学園の授業の補助的役割としてハマックスに通いました。

目的や利用期間、指導方針は兄弟で異なりましたが、それぞれに通わせて見えてきたことがあります。

今回は、我が家の実体験として、兄弟二人のハマックス活用のケースを詳しくお伝えします。

長男の場合

長男は小学4年生から小学5年生の春まで、病気のため長期入院をしていました。(入院前は浜学園に通って授業を受けていた)

退院後は、感染症に注意が必要で、また、コロナ渦という状況もあり、オンラインで授業を受けていました。

しかし、退院後の学習状況は厳しく、成績も安定せず、特に国語は偏差値30台が珍しくない状態。

全体でも偏差値45程度を行き来しており、家庭でのサポートだけでは限界がありました。

そこで、浜学園と並行して約1年半、ハマックスに通わせることにしました。

とにかく偏差値を上げて欲しいという思いでした。

社員の対応

通い始めの頃、担当してくださった社員の方は非常に熱心で、授業後にもこまめに電話やメールで連絡をくださる方でした。

アドバイスも具体的で、「ハマックスではこういう進め方をしますので、家庭ではこの部分を重点的にお願いします」と明確な指示があり、学習の役割分担がしやすかったです。

授業計画も細かく立てられ、「今は算数の○○を重点的にやっている」「国語は読解の○○が弱い」といったように、現状の課題と対策が常に可視化されていました。

保護者としては状況が分かる安心感がありました。

しかし、半年ほど経過した頃、その社員の方が別の教室へ異動。

そこからハマックスからの連絡はほぼゼロになり、予定変更の連絡さえない状態に。

結果として、やむを得ず苦情の電話を入れたこともあります。

新しく教室を任された方は経験が浅く、全体の運営がぎこちない印象を受けました。ハマックスは社員の力量差が大きく、その影響が子どもの学習環境に直結すると感じた瞬間でした。


担当の先生

長男の担当講師は医学部の学生さんで、物腰が柔らかく話しやすい方でした。
長男は「浜学園の授業では先生に質問しにくいけれど、ハマックスの先生なら気軽に聞ける」と言っており、この距離感が彼にとっては大きな支えになっていました。

受験直前期まで一貫して同じ先生に見てもらえたため、信頼関係はしっかり築けたと思います。勉強だけでなく、精神的な面でもフォローしていただけたのはありがたかったです。

成績への影響

ハマックスに通ったからといって、すぐに成績が急上昇することはありませんでした。
一生懸命教えていただいているのは分かりましたが、偏差値の数字にはなかなか反映されず、親としてはもどかしさもありました。

ただ、先生への信頼感や学習習慣の安定といった**「数字に表れにくい効果」**は確かにあったと思います。嫌がらずに勉強を続けられたのは、その環境あってこそでした。

次男の場合

次男は小学4年生の夏休みの1か月間のみ、ハマックスに通いました。

当時は浜学園の土曜授業だけを受講していましたが、算数の偏差値が40台後半とやや伸び悩み。

ここで、置いていかれては、追い上げるのが苦しくなるのではないか、早めに対策をした方がいいのではないかと思い、ハマックスに通わせることにしました。

社員の対応

長男のときは社員の熱量の差を強く感じましたが、次男の場合は「過不足ない対応」という印象でした。

密な連絡はありませんでしたが、放置されることもなく、必要な情報はきちんと共有してもらえました。

面談では「図形が弱いので、この夏は図形を徹底的にやります」と明確に方針を示してくれました。

子どもの課題を把握してくれていることが伝わり、短期間でも成果が期待できそうだと感じました。

日替わりの先生

夏期講習という短期間だったためか、担当講師は3人ほどが日替わりで入れ替わる形でした。

次男にとっては新鮮で刺激にもなったようですが、親としては非効率に感じる部分もありました。

どうしても授業冒頭で「子どもの理解度確認」に時間を取られるため、指導の深さに影響が出やすいのです。

講師間で引き継ぎはされていたと思いますが、それでも単発感は否めませんでした。

成績への影響

短期間だったため、すぐに偏差値が上がることはありませんでしたが、この時期に集中的に学んだ図形が、後のマスター授業や模試で生きる場面が何度もありました。

夏休み明けの公開テストで、偏差値が全く伸びなかった時には、落ち込みましたが、授業が進むにつれて「これハマックスで教えてもらった」という問題が出てきました。

そこで算数への苦手意識が薄くなっていったように思います。

すると次第に成績も上がってきました。(数か月遅れ)

最終的には、次男は算数偏差値60前後取れるよになっていましが、それは、この時のハマックスで受けた短期の集中と授業が功を奏したと言えると思います。

最終的には算数偏差値60前後を取れるようになり、この短期集中指導は確実に成果があったと感じます。

結論

ハマックスは課題が明確であれば有効的です。

逆に「なんとなく成績が悪いから」という理由だけで通っても、効果は薄いでしょう。

「算数の立体図形を強化したい」「国語の記述問題の表現力を伸ばしたい」など、目的を具体的に設定し、それを担当者と共有することが重要です。

社員や講師の質、運営体制には差がありますが、うまく活用できれば短期間でも成果を出すことは可能です。費用やスケジュールの負担も踏まえ、戦略的に利用することをおすすめします。

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