中学受験リアルストーリー 【第30話】中学受験まで 小学校 1月全休への道
12月の終わり。空はどんよりと曇り、冬の冷たい風が吹く。<br>私は重たい足取りで、小学校へ向かっていた。今日は個人懇談。毎年恒例の行事だが、今年は、ただ通知表の話を聞きに行くだけではない。担任の先生に、大切なことを伝えなければならない。「1月の受験が終わるまで、吾郎を学校に登校させずに塾に専念させたい」と。学校に行けば感染症のリスクがある。ここまで来たら体調万全で受験させたい。また最後の追い込み勉強を考えると、学校に行くより家で過ごすほうが効率的だ。だが、学校を休むということは、先生だけでなく友達にも受験することを知らせるようなものだ。これで…もし、受験がうまくいかなかったら?”吾郎がつらくなって追い込むことにならないか”そんな不安が、ずっと胸の奥に居座っている。しかし、小学3年の時から受験のために、勉強してきた。後悔だけはしたくなかった。吾郎が頑張ってきた日々を、信じよう。